整骨院の先生って何者?柔道整復師とは?
2024年07月17日
柔道整復師とは?
柔道整復師免許という免許をご存知でしょうか?
柔道整復師とは医療系の国家資格の1つで、主に接骨院(=整骨院)の先生が所持している免許です。
柔道整復師は、医師ではないが判断をする権利(診断はできないが評価は可能)を有している世界的に見ても実はかなり珍しい免許の1つです。
※理学療法士は判断する権利は持っていません。
また、骨折、脱臼の取り扱いなど保存療法であれば外傷に携われる免許としても、とても珍しい免許です。
柔道整復師にしかできないことは何?
厳密には医師と柔道整復師です。(医師には医療行為上、歯科以外の制限はない為)ここでは医師以外の医療従事者の中で柔道整復師のみに許される施術についてご説明していきます。
大きく分けて下記の3つになります。
①外傷の評価・整復・固定・施術
前述した通り、医師の判断なしに外傷の施術や応急処置を行えるのは柔道整復師のみです。
②判断(評価)を行い施術方針を定めること
整形外科領域で判断権を持っているのも柔道整復師のみとなります。
③柔道整復術
柔道整復師のルーツである柔道の活法的思想から派生して確立してきた施術方法です。
実は日本における柔道整復術の起源は古く、西洋医学や現在の整形外科学が日本に入ってくる前から確立されていた施術方法です。
はくさん和鍼灸整骨院の施術のエッセンスにも取り入れられています。
詳しくは後述します。
柔道整復術とは?
柔道整復術とは、その名の通り整復術です。
関節を牽引し、正しい位置に整復していきます。
関節は一度ずれると、自家筋力のみで自然整復されることは難しく、関節がずれてしまったいると、運動軸や筋の長さなども変わってしまいます。
関節の位置を正しい位置に整復する手法はカイロプラティックなどとも近いと考えられがちですが、カイロプラティックの思想的な施術要素は柔道整復術には存在せず。
非常に合理的かつ再現性のある技術体系となっています。
特異的なのは症状を改善することもできるし、同じく整復を使って改悪することもできます。
治せるし、壊せる。ので何が痛みの原因となっていたのか検証するのにも優れています。
柔道整復師は誤解されている?
よく柔道整復師は外傷を施術する免許でしょ?
慢性疾患や障害性疾患には特化していないでしょ?
とおっしゃる方がいます。
ですがそんなことは全くありません。
柔道整復師の業務は柔道整復術を人に施すことであり、そこに急性や慢性などという規定はありません。
療養費の請求上は骨折、脱臼、捻挫、打撲という4区分が存在しておりますが、それが柔道整復師が外傷以外に特化していない証にはなりません。
柔道整復術は慢性疾患や障害性疾患にも応用可能な技術体系ですので誤解されているケースが多いなと感じる次第です。
慢性疾患だけど整骨院に行っても大丈夫?
もちろん大丈夫です。
はくさん和鍼灸整骨院の施術には柔道整復術のエッセンスが含まれています。
日本独自の精巧な技術体系をぜひ体験してみたください!