「冬の乾燥対策」―身体を潤す環境づくりのすすめ―

2025年11月12日

神奈川県横浜市緑区 中山駅と鴨居駅の中間に位置する鍼灸院。

接骨院のはくさん和鍼灸整骨院です。

冬になると空気が乾き、肌や喉、

鼻の奥がピリピリとするような感覚を覚える方が増えます。

実はこの「乾燥」は、身体全体のコンディションにも大きく関わっています。

はくさん和鍼灸整骨院では、季節の変化に応じた生活環境づくりも、

健康維持の一部と考えています。

■ 乾燥がもたらす変化と体調のつながり

気温が下がると暖房の使用が増え、

室内の湿度が30%前後にまで下がることがあります。

乾燥した空気の中では、喉や鼻の粘膜が乾きやすくなり、

本来持っている防御力が弱まることが知られています。

また、皮膚や筋膜も乾燥によって硬くなり、

体の動きやすさや血の巡りに影響が出ることもあります。

身体は「湿度」という見えない環境要素にも反応しています。

だからこそ適度な加湿は体を外側から支えるセルフケアの一つといえるのです。

■ 論文で示される湿度の重要性

2013年に米国のNotiらが発表した研究(PLOS ONE)では、

空気中のインフルエンザウイルスは湿度が23%以下の環境で

70%以上感染力を保つのに対し、

湿度43%以上では20%前後に低下したと報告されています。

また、2021年のGuoら

(Environmental Science and Pollution Research)のレビューでは、

低温・乾燥環境がウイルスの生存を助ける傾向があるとまとめられています。

つまり、湿度を整えることは、ウイルスを直接「防ぐ」よりも、

身体の防御システムを守るという考え方が自然です。

■ 東洋的な視点からみた「潤い」

東洋医学では、「潤い」は生命活動の基礎とされ、

体内外の水分バランスが乱れると不調が現れやすいと考えられています。

乾燥した空気は気の巡りを滞らせ、呼吸や睡眠にも影響を与えることがあります。

加湿によって喉や肌が潤うことで、呼吸が穏やかになり、

自然と体がリラックスしやすくなるのです。

■ ご家庭でできる潤いケア

・湿度計で40〜60%を目安に保つ

・加湿器の水は毎日入れ替え、清潔を保つ

・湯気の出る料理やお風呂で自然な湿度を取り戻す

・喉が乾く前にこまめに水分を摂る

これらを意識するだけでも、体調の安定に違いを感じる方は多いです。

季節の変化に合わせた「環境の養生」が、健康の土台を支えます。

■ まとめ

冬の乾燥は避けられませんが、湿度を整えるだけでも身体は驚くほど変わります。

“潤い”をキーワードに、ご家庭でもできるセルフケアを少しずつ取り入れてみてください。

はくさん和鍼灸整骨院では、

日々の体調づくりや季節のコンディショニングについてのご相談も承っています。

環境を整え、身体が本来もつ回復力をやさしく引き出していきましょう。

【参考文献】

1. Noti JD et al. High Humidity Leads to Loss of Infectious Influenza Virus from Simulated Coughs. PLOS ONE, 2013.

2. Guo H et al. Environmental factors and virus inactivation: implications for COVID-19. Environ Sci Pollut Res, 2021.

3. Wolkoff P. Indoor air humidity revisited: Impact on acute symptoms of the airways and on health – an overview. Int J Hyg Environ Health, 2024.

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