坐骨神経痛の改善の秘訣

2024年06月4日

1. 坐骨神経痛の基礎知識

坐骨神経痛と聞くと、多くの方がお尻やももの背面に沿って走る痛みや痺れを連想されるかもしれません。この症状は、坐骨神経に関連した痛みやしびれが特徴的であり、多くの大人が一度は経験することがあるのです。坐骨神経痛理解の第一歩として、その特徴と原因を知り、適切な対応を取ることが大事です。

1.1. 坐骨神経痛とはどのような症状か

坐骨神経痛というと、腰から下肢へと走る激しい痛みやしびれを指すことが多いです。特に坐る、立つ、歩くといった動作の際に、これらの症状が増悪することがあります。坐骨神経は、人体で最も太く長い神経であるため、これに何らかの影響が出ると、日常生活に支障を来たすことになります。患者さんは時に、屈む時に桃の裏やお尻に痛みを感じたり、足を引きずるように歩くようになったり、重症の場合には、立ち上がることすら困難になる場合もあります。

1.2. 坐骨神経痛の主な原因を理解する

坐骨神経痛は、その原因が多岐にわたりますが、そのうちの1つが腰椎の椎間板の異常が挙げられます。椎間板とは背骨と背骨の間に挟まっているクッションのようなジェル状の組織です。脊椎の椎間板が損傷し、変形することによって神経を圧迫し、痛みを引き起こすことを椎間板ヘルニアと言います。椎間板ヘルニア由来の坐骨神経痛の他にも、腰部やお尻の筋肉の緊張や筋肉内に起きるトリガーポイントなど、筋肉の問題から坐骨神経痛が発生することもあります。また、脊椎の構造上の異常や、年齢と共に起こる自然な変化も、坐骨神経痛を引き起こす要因となります。まずは何が原因で起こっている坐骨神経痛なのか詳細な検査で調べていく必要があります。単にレントゲンを撮って椎間板の隙間が狭くなっているだけでは椎間板性の坐骨神経痛だとは断定できません。レントゲンをとってヘルニア性の坐骨神経痛だと言われても、他にも様々な検査を通してより解像度高く原因を究明しましょう。実は背骨の隙間は狭くなってはいても、そこが直接の原因ではなく、筋肉の滑走が悪くなった部分での神経圧迫が直接の原因で、施術で改善するケースも全然少なくありません。ヘルニアだと悲観するのはまだ早いのです。

1.3. 坐骨神経痛が起こるメカニズム

坐骨神経痛が発生するメカニズムとしては、主に神経への物理的圧迫があります。脊柱の中を通る神経根が何らかの原因で圧迫されると、神経痛が生じるのです。特に椎間板が突出したり、椎間関節の変性によって神経に圧力が加わると、坐骨神経痛としての症状が現れます。さらに、炎症反応が起こっている場合にも、神経痛が誘発されることがあります。神経は非常に繊細なため、これらの圧迫や炎症により、激しい痛みを感じやすいのです。また、脳や神経は酸素や栄養を大量に消費する器官です。酸欠や運動不足で筋肉のポンプ作用が低下し筋肉の栄養、酸素の循環と代謝がうまく行かなくなっても神経症状は現れることがあります。

2. 坐骨神経痛の自己診断

痛みやしびれなどの症状が現れた際に、坐骨神経痛かもしれないと感じる人は少なくありません。特に、日々の生活の中で無理な体勢や姿勢を続けると、坐骨神経に負荷がかかります。しかし、症状だけで自己評価をするのは困難です。専門的な知識が必要となるのです。

2.1. 自宅でできる簡易チェック方法

私たちが坐骨神経痛を見分ける際に使うテストの1つにSLRテストというものがあります。実はこれはご自身でも簡単にできるので、自宅で行うことができる坐骨神経痛のチェック方法として良いでしょう。簡単に言えば「直立した状態からの前屈運動」です。これは、直立した状態から、腰から上体を前に曲げる運動をゆっくりと行うものです。このとき、腰から下の背面、特にお尻から足にかけての痛みやしびれが感じられる場合、坐骨神経痛の可能性があります。また、座った状態から片足を伸ばし、もう片方の足の足首を膝の上に置いて体を前に倒すストレッチでも同様の痛みがある場合、注意が必要です。

2.2. 坐骨神経痛かどうかの見極め方

坐骨神経痛かどうかを見極めるには、症状の特徴を理解することが重要です。坐骨神経痛の症状は、お尻や太ももの裏側、ふくらはぎ、足の裏などに発症します。これらの地域に痛みやしびれ、冷感、時には筋肉の力が入らないといった症状が出るのです。自宅でのチェックとしては、夜間や長時間同じ姿勢を保った後の症状の変化に注意を払い、痛みやしびれが明確に一定のパターンを示す場合、坐骨神経痛を疑うべきでしょう。

2.3. どのタイミングで、はくさん和鍼灸整骨院に来院するべきか

坐骨神経痛の症状が見られたとき、重要なのは専門家による評価を受けるタイミングです。自宅でのチェックにより、症状が坐骨神経痛と考えられる場合や、数日経っても改善の兆しを見せない場合は、早めに来院することをお勧めします。特に、痛みが激しく日常生活に支障をきたす場合、夜間に痛みで目が覚めるなど睡眠に影響がある場合、排尿や排便に異常を感じる場合は、直ちに評価と施術が必要です。早期発見、早期施術が重要なのです。神経症状は放置すると、神経が支配する領域の筋肉が神経性萎縮と言って2度と元には戻らない短縮変性を起こすこともあります。軽い症状でも無視は禁物です。

3. 日常生活での予防法

私たちの体を健康に保つためには、日常生活の中で病気やけがを予防する工夫が不可欠です。小さな心がけが大きな健康への第一歩になるでしろう。一日の多くの時間を占める日常生活で、体に配慮した予防策を取り入れて、健やかな毎日を送りましょう。

3.1. 正しい姿勢の維持と重要性

正しい姿勢の維持は、体のバランスを良くするだけでなく、体への負担を最小限に抑えるためにも重要です。たとえば、背筋を伸ばすことは呼吸を深くし、酸素の供給を促すことにつながります。また、正しい姿勢は、肩こりや腰痛などの予防にも有効です。頭の位置を意識して耳が肩の直線上にくるように心がけ、パソコン作業をする際には画面の位置を目線の少し下に設定するとよいでしょう。日々の姿勢を見直すことで、体への無駄なストレスを減らせます。

3.2. 坐骨神経痛予防のためのストレッチ

坐骨神経痛は、座りがちな生活や不正な姿勢などが原因で発生することが多いです。坐骨神経痛を予防するには、日頃からストレッチを行い、筋肉の柔軟性を保つことが大切です。例えば、座った状態で片足を伸ばし、もう片方の足の足首を伸ばした脚の太ももに置き、上体を前に押し出すストレッチは、腰周りの筋肉をほぐすのに有効です。ストレッチは、無理なく続けられるように肉体の状態を考えながら実施しましょう。ただし、神経痛が疑われるようになったらストレッチは逆効果になる場合もあります。症状が出たら余計なことはせずになるべく早くご相談ください。

3.3. 生活習慣の見直しポイント

健康を維持するためには、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な休息がさだめています。この三つのバランスを崩さないように心がけましょう。また、水分を適切にとることも大切です。体の水分バランスが整うことで、体内の機能がスムーズに行われます。加えて、ストレスは体の不調のもとになりますので、ストレスを感じた時は積極的に発散することが必要です。軽い運動の趣味を持つことや、リラックスするための時間を作ることが心身のバランスを整える近道になります。

4. 坐骨神経痛に効果的な施術法

坐骨神経痛は、腰から足にかけて強い痛みが生じる症状です。原因はさまざまあり、適切な施術を行うことが重要です。痛みの軽減や生活の質の向上を目指しましょう。

4.1. 筋肉の滑走に問題があり神経圧迫が起こる場合

坐骨神経痛の施術には、痛みを和らげるための方法がいくつかあります。これらは起こっている原因によって方法を使い分けます。特に多く見られる2つをご説明いたします。

1つ目は筋肉と筋肉の間が癒着して滑走が悪くなり神経を圧迫してしまう場合です。

この場合、筋膜リリースや手技法で筋肉と筋肉の間の癒着をとっていく施術が有効です。癒着ポイントをしっかり見分け、原因の筋肉同士をしっかりと把持できないとリリースはできません。慰安の揉みほぐしではリリースすることはまずできないでしょう。筋膜のリリースは、はくさん和鍼灸整骨院までご相談ください。

4.2. 股関節の角度に原因があるケース

こちらも比較的多いパターンです。股関節が内股や過剰にガニ股になってしまうとお尻の筋肉の張力が強くなります。お尻の筋肉には梨状筋という筋肉があり、梨状筋の直下を坐骨神経が走行するため圧迫によって症状が現れます。

施術法としては股関節を正しい位置に整復することと、お尻の筋肉の張力を取り除くこと。ここで無理にストレッチやマッサージをしてしまうと防御反射によってより一層筋肉が固まってしまうことがあり注意が必要です。はくさん和鍼灸整骨院では筋肉の固さを原因とメカニズムから4つに区分し、それぞれに対する張力を適正化する理論と方法を持っています。無闇に揉んだり伸ばしたりして悪化させる前にご相談ください。

4.3. 手術が必要なケースとは

大多数の坐骨神経痛は非手術的な施術にて改善しますが、一部の重度のケースでは手術が検討されることもあります。その主な指検は以下のようです。

重い神経損傷や、重度な腰の椎間板ヘルニアが原因である場合、内臓症状がある場合、非手術的な施術で改善が見られない時に手術が推奨されることがあります。また、症状が極めて強く、日常生活に重大な支障をきたす場合や、頻繁に再発する場合も手術が選択されることがあります。

手術は、坐骨神経を圧迫している原因を取り除くために行われますが、全ての人に適しているわけではありません。術後のリスクや再発の可能性も考慮し、専門家と十分なカウンセリングが必要です。はくさん和鍼灸整骨院では整形外科さんとの連携も行なっております。整骨院の得意とする適応範囲を超えた場合は紹介状の作成も行えます。適応範囲を超えた施術や理論的根拠が薄弱な施術は行わないのがはくさん和鍼灸整骨院の信条です。

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