坐骨神経痛

足にしびれがある女性イラスト
  1. お尻、もも、ふくらはぎなどに痺れや痛みがある
  2. 定期的に腰や股関節が痛くなる
  3. 昔と比べて股関節が固くなった
  4. 軽い痺れや違和感が出たり消えたりを繰り返している
  5. ストレッチをすると痺れが一時的に強くなってしまう

上記のようなお悩みを持つ方には坐骨神経痛の方がいるかもしれません。

私って坐骨神経痛かも?と思われた方にとって有益な情報を提供できるよう、ココでは坐骨神経痛について解説していきます。

①坐骨神経痛とは何か?なぜ起こるか?

②どのような改善策があるか?何に気をつければ良いか?

の順で解説していきます!

矯正

①坐骨神経痛とは何か?なぜ起こるか?

まず坐骨神経痛とは何か?から見ていきましょう!

坐骨神経が痛い?

坐骨神経ってそもそも何?と思いませんか?

坐骨神経とは下記の図のように腰の骨から出て、骨盤やお尻の筋肉の合間を縫ってもも→ふくらはぎ→足 と走行していく神経のことです。

坐骨神経の分岐

坐骨神経は走っていく箇所によって名前を変えながら走ります。

道路みたいな感じですね!

〇〇街道→国道▲線→環状◯号 みたいな。

神経の症状全般に言えることですが、基本的に障害を受けた部分から先の神経に痛みや違和感を発生させます。(先というのは抹消ということです。頭から遠い側です)

つまりお尻や腰で坐骨神経がダメージを受ければももやふくらはぎには原因はなくとも痛みや違和感は神経ラインに沿って出るということです。

坐骨神経痛はなんらかの原因で坐骨神経が障害され、そこから抹消の神経ライン上に痛みや痺れなどの違和感を出す怪我

ということになります。

ではなぜ坐骨神経は障害されるのでしょうか?

多くの場合、筋肉での圧迫が原因となります。

坐骨神経をよく圧迫する筋肉の1つに梨状筋があります。(上図参照)

梨状筋はお尻の筋肉の1つで、股関節を外巻きにする働きを持っています。

梨状筋に限らず股関節を外巻きにする筋肉が坐骨神経を圧迫するケースが多い印象です。

なぜ股関節を外巻きにするお尻の筋肉が坐骨神経を圧迫してしまうのでしょうか?

それは2つの理由があります。

1つはシンプルに坐骨神経が股関節を外巻きにする筋肉の合間を縫って走行しているから

2つ目は股関節が内巻きに使われている人が多いから

です。

2つ目が重要で、股関節は構造上外巻きになると安定性が増し、内巻きになると安定性が弱くなります。

股関節が固くなりすぎたり、ぐらぐらしていたりすると股関節が内巻きになる確率は上がります。

股関節が内巻きになると、股関節を外巻きにする筋肉は牽引され、骨盤に押しつけられる形となります。

そこで坐骨神経を圧迫することになるわけです。

ココからは坐骨神経の対策と治し方について見ていきましょう!

②どのような改善策があるか?何に気をつければ良いか?

前述した通り、

・股間節が固い

・股関節が内巻き

・お尻の筋肉が固い

と坐骨神経痛になりやすくなります。

このほかにも、

・外反母趾

・扁平足

・膝が内側に倒れやすい

・反り腰

などさまざまな要因が重なって坐骨神経痛は発生します。

ニーイントゥアウト簡単まとめ

上図のように股関節を内巻きにする要素はたくさん存在しています。

ではやることがたくさんありすぎるか?

というとそんなことはありません。

まずはシンプルにこれだけやってほしい!

・お尻の筋肉を正しく使えるようにする

・股関節を柔らかくする

・歩き方や立ち方、座り方の注意点のポイントを押さえる

です。

股関節を柔らかくする というのはセルフケアでは、やはりストレッチが有効です!

ストレッチをすると神経は少なからず牽引や圧迫を受けますので自力のストレッチが難しいという方はこの領域も我々が介入した方が苦痛が少なく、改善も早いと考えます。

歩き方立ち方、座り方の注意ポイントを押さえる というのはシンプルに股関節が内側に向く所作をしないこと(お姉さん座りや足を組むなど)。

そして立っているときも歩いている時もなるべくお尻に力を入れておくこと。

これが有効です。

最後にお尻の筋肉を正しく使えるようにするというのが一番大変で、そもそもお尻の筋肉に力を入れる方法がわからなくなってしまっていたり、股関節の動かし方に変な癖がついてしまっている方が坐骨神経痛になる方には多いのです。

ここに関しては正しくフィードバックを行える人間のサポートがないと改善が難しいと思いますので私たちにお手伝いさせてください(^^;;

坐骨神経痛に対するエクササイズ

坐骨神経痛 放置は絶対にダメな理由

骨盤矯正・整体を受ける男性のイラスト

神経症全般に言えることですが、長引かせてしまうと神経が支配する筋肉が少しずつ痩せていってしまいます。

この状態を神経性萎縮と言います。

神経性萎縮がさらに進むと短縮、繊維化という状態となり、直すのにかかる期間が桁違いに長くなってしまいます。

短縮と繊維化までいってしまうと機能上はある程度治せますが構造的には筋肉は変性してしまっているため完全には治せないケースも存在します。

坐骨神経痛かもしれない!と思ったらなるべく早期に当院にご相談ください!